東北訪問記録① 2016

あるぼら運営スタッフ3名(高島、吉田、菅原)が、2016年3月15日~19日で4泊5日で東北を巡りました。

東北1日目

こんにちは!あるぼらの高島です。(2016年卒業)

はじめに訪れたのは、石巻立町復興ふれあい商店街です。 

ここは、市の復興を目指す計画の一つとして、2011年12月10日に石巻市と商工会議所が提携して開設した仮説商店街で、石巻駅から歩いて5分もしないところにあります。 

私たちは数店舗に立ち寄り、その中の「パン工房のパオ」の方にお話を伺いました。

このお店では、数年かけて開発した生ゆばパンを目玉に、手作りのパンを売り出しています。

震災前は、南は兵庫まで発注するなど、県内の留まらず他県にも販売されていたそうです。 

しかし、震災によって工場には船が流れ込んでしまい、4000万円もする機械もなくなってしまいました。

その時は、店を畳むことも考えたそうです。

それでも、町の人たちからの協力を受け、生ゆばパンの発注をしていた顔も見たことのないお客さんたちからも物資を頂き、商店街で店を出すことになったそうです。

「震災で辛いこともたくさんあったけど、それをきっかけに人の温かさを感じられた。

北海道や沖縄の方とも繋がることができた 。

悪いことがあっても必ず良いことが訪れるんだよ。」

そう話してくださいました。

実は、10月には商店街を出なくてはいけず、その後にどこへ行くかも決まってはいないそうです。

それでも、「必ず今のように人の集うパン屋をつくる。それが私の夢だよ。」と、明るい口調で終止元気にお話してくださいました。

苦労して作り上げてきたパン屋も、震災により設備を失い、商店街で出店をしても、ついには出なければならない。

明るく話されてはいましたが、心に残る苦しさは測りしれません。

それでも塞ぎ込むのではなく、前を向き続けるその姿勢に心の底から応援したいと思いました。

あるぼらの活動で被災された方々にできることは本当に限られています。

ですが、少しでも元気づけられたらと改めて感じられた時間でした。

----------------

商店街を出た後は、日和山公園を訪れました。

ここは、市内中心部にある日和山の頂上にあり、町全体を見渡すことができます。

外部サイトに日和山公園から見た震災前と震災直後の石巻市の画像がありました。

http://blogs.yahoo.co.jp/sakurai4391/35946989.html

現在は、建物の数は震災前よりも遥かに少なくなりました。

特に、港付近や旧北上川に浮かぶ中洲は、姿が大きく変わっています。

ですが、瓦礫は見当たらなくなり、震災直後よりもすごく整備された印象を持ちました。

東北の方々がこれまで前進して、ここまで変化したのだとよく感じられる場所でした。

----------------

夜は、石巻立町復興ふれあい商店街で働く高橋さんと食事をしました。

高橋さんは商店街だけでなく、貧困者や障がい者、ボランティア活動など様々な分野へ支援をする団体の役員として働いており、あるぼらも今後ご支援を頂きます。

また、過去には高橋さんから寄付先も紹介して頂くなど、以前からお世話になっている方です。

高橋さんは団体の活動を通して、震災によってうまれたたくさんの遺児・孤児と関わってきました。

長い将来がありながら、金銭の不足や生活水準の低下、何より、心に傷を負った子どもたちがたくさんいます。

そういった子ども達の夢を実現するために、活動を通して奨学金など、金銭的な支援をされてきたそうです。

出会った子どもたちの中には、「いい仕事について、この町を助けたい」「大きくなったら大工になって、町の建物を建てる」といった夢を話す子がいたと言います。

高橋さんは、そういった言葉を聞き、「子どもたちが前を向いているのに、大人の私たちは何をしているんだ!」と、涙が止まらなかったそうです。

そうした多くの出会いをきっかけに、将来のことだけでなく、毎日をより一生懸命に生きるようになったと仰っていました。

震災から5年が経った今でも、3.11の報道を見たときに涙が止まらなかったそうです。

そうした心の傷はおそらく消えることがないだろうとも話されていました。

それでも、70歳を過ぎた今でも1時までパソコンに向き合い、朝6時から仕事や団体の活動で奔走など、精力的に活動されています。

私たちも、高橋さんや子どもたちに負けないくらい、より一生懸命にあるぼらの活動をしたいと思いました。

この東北訪問は僕自身3回目になりますが、これまで行けなかった地域や過去の寄付先を巡り、震災当時のお話をたくさん聞けた本当に有意義な時間でした。

東北2日目

こんばんは!あるぼら運営の吉田です!(2017年卒業)

東北訪問の2日目は、宮城県南三陸町に行きました!

まずは「南三陸さんさん商店街」での昼ごはん!弁慶鮨というお店で海鮮丼をいただきました!

 

次に、「南三陸防災対策庁舎」に行きました!

ここは、住民の避難のためこの庁舎に残っていた職員の方々が津波に流されてしまった場所です。

写真で見たことはありましたが、実物のインパクトは想像以上でした。むき出しになった鉄骨、ひしゃげた階段の手すりやドア。傷や錆び、汚れなど写真ではわかりづらい細部にまで目を移すと、津波の光景がよりリアルに想像でき、恐ろしい気持ちになりました。

着くまでは海鮮丼の美味さに浮かれていた私たちでしたが、ここでは何も話せず、ただ見ることしかできませんでした。

 

次に、入谷yes工房を訪ねました。

yes工房は、あの有名なオクトパス君を作っている工房であり、第12,13回あるぼらで寄付させていただいた南三陸復興ダコの会の工房です。

こちらの手違いで休業日に訪ねてしまったのですが、あたたかく出迎え、工房を案内してくださりました!

材料、加工する機械や工程、そして出来た製品についても詳しく説明していただき、とても楽しかったですし、このような素晴らしい団体に寄付させていただけたことを誇りに思えました。

個人的に、オクトパス君柄のTシャツと、受験を控えた弟にオクトパス君を購入しました。

工房と弟の成功を祈ります笑

 

そして、再び「南三陸さんさん商店街」に戻り軽食をとった後、宿泊先である「南三陸ホテル観洋」のレストランで夕食!南三陸町名物のキラキラ丼を食べました!昼も夜も海鮮丼でしたが、どちらも美味しゅうございました!

2日目はこんな感じでした。

町内の移動はレンタカーを使いましたが、苦労しました。

町の中心近くはほとんどの場所がかさ上げ工事中で、道路と土の山しかないからです。道路の位置も、ナビや地図と違っていて、なかなか目的地にたどり着けませんでした。現地の方でも戸惑うことがあるそうですよ。

かさ上げ完了後は、商工地区として、倉庫などの建物が建つらしいです。

今後の南三陸町に注目ですね。

東北3日目

2日目に引き続き、吉田がお送りします!

東北訪問3日目は、宮城県南三陸町から福島県相馬市への移動日でした。

まずは南三陸町からバスで仙台へ。

仙台では昨年7月にオープンしたばかりの、仙台うみの杜水族館に行きました!

大きく日本エリアと世界エリアで分けて配置してあり、世界エリアではアフリカの見たことない生き物も見ることができました!生物の多様性を感じました。

一通り回ったあとは、いるか&あしかショーを見ました!いるかもあしかも素晴らしいショーを見せてくれました。

最前列で見ていた方々は水しぶきをモロ受けて、子供たちはとてもはしゃいでいました笑

ちなみに、この水族館は東北復興の象徴として建てられたそうです。見所満載の水族館でしたが、新しいブースが工事中で、これからの可能性も感じられる水族館でした!

水族館の後は夕食に焼肉を食べ、高速バスで相馬市へ。バスの中は爆睡してたので感想は特にないです笑

そんな3日目でした。

東北4・5日目

こんにちは!あるぼらの菅原です。(2019年卒業)

東北旅行4日目は、福島県の南相馬市の小高区という場所を訪れました。小高区は福島第一原発から20km圏内に位置していて、避難指示解除準備区域に指定されていて、出入りは出来ますが、宿泊は出来ないという状況です。(2016年時点)

 まず、小高の浮舟の里に行きました。浮舟の里は、小高で暮らしてきた主婦の方が、2013年に立ち上げたNPO法人で、蚕を育ててその糸で織物を作るという活動をしています。あるぼらは、2年前に整経機というものを寄付させていただきました。この機械によって、今まで時間がかかっていた作業が楽になっているそうです。

 久米さんという方に、車で隣町の浪江町まで連れて行ってもらいました。原発付近で、車での通行しか許されていない場所でした。町に入ると、カラフルなお店の看板がたくさんあって一見普通のまちに感じられました。でも、お店の中を見てみると、人がひとりもいなく、営業しているお店はありません。ずっと線量計を持っていたのですが、原発に近くなるほど数値は上がりました。でも数値を見ていないと、実感が全くないのというのが事実です。今回貴重な体験をさせていただきました。同じ日本という国にこのような場所があるということを知ることは大切だと思いました。 

 

次におだかぷらっとほーむに行きました。小高区は住むことが許可される予定で、少しずつ人が戻ってくるだろうとされています。小高に来た人、戻ってきた人が、ぷらっと立ち寄れる場所、おだかぷらっとほーむです。私たちがここにいる間も、何人もの人が道を歩いて、ここを訪れていました。人が自然と集まってくる場所として、必要とされているし、これからますます多くの人がここを訪れるのだろうと思いました。

 ぷらっとほーむの廣畑さんが作成した動画を見せてもらいました。そこには、廣畑さん自身の地震がおきた直後の心境から今までの思いが綴られていました。このビデオを見て、感じることがたくさんありました。が、うまく言葉に出来ません…。感じた事の一つとしては、私たちが普通の生活を送れていることに感謝しなければならないと思いました。

 

 東北旅行5日目は、福島県相馬市のホテルから、仙台空港に行き北海道へ帰り、5日間にわたる東北旅行は終了です。

 今回の初めての東北旅行は、感じること、考えさせられること、学んだことがたくさんありました。震災から5年経った今、建物などが見かけ上では戻っていても、人々の心の傷が消えることはない、ということを知りました。また、建物がそのまま残っていても人が住めない場所があるということを知りました。このような事実を知っても、私たちに出来ることはあるのだろうか…。やはり大きなことは私たちにはできません。ひとつひとつのことをじっくり考えていくことが私たちにできることではないかと、思います。東北で頑張っている誰かに寄り添って…深く関わって…そうしてお互いに元気づけられたらいいなと思います。今回の東北旅行で感じたことを忘れずにこれから活動していきたいです。

 最後に、この度私たちとお話しする時間を作っていただいた方々に感謝申し上げます。

あるぼら公式facebook


@aruboraでなう!
@aruboraでなう!

あるぼらファミリーページ


facebookの「あるぼらファミリー 公式グループページ」です。

参加者と運営スタッフとの関わりがリアルタイムで行われています!